中2同級生刺傷:「いじめ受けていた」 中学が生徒にアンケート /石川

中2同級生刺傷:「いじめ受けていた」 中学が生徒にアンケート /石川
毎日新聞 2013年2月8日(金)17時10分配信

 県南部の公立中学で先月末、2年の男子生徒(14)が、同級生(14)の腹をナイフで刺して軽傷を負わせた問題で、学校側は6日夜、校内で保護者向けの説明会を開いた。学校側は席上、2年生に行ったアンケートの結果、男子生徒がいじめを受けていたという回答が3件あったことを明らかにした。
 学校側によると、アンケートは今月1日に実施。回答のうち3件には、男子生徒が同級生から悪口を言われたり、遠ざけられるなどしていじめられていた、とする記述があったという。男子生徒は昨年10月、いじめを受けていると教師に話していた。また、同級生を負傷させたことについて「いじめられ、かっとなってやった」と話しているといい、学校や地元教委は、いじめが背景にあるとみて調べていた。
 6日夜にあった保護者説明会には134人が出席。終了後、記者会見した校長らによると、冒頭に校長が「学校で重大な事件を起こした」と謝罪。保護者らには「保護者に説明するのが遅い」との声や、同級生が刃物で刺されるという事態への衝撃から「子供が眠れないと訴えている」との声もあったという。【横田美晴】
2月8日朝刊

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